補助金のゴールは採択ではありません

 

事業再構築補助金をはじめ、今年も多くの補助金が公表されていますね。


大型補助金として期待の高かった事業再構築補助金ですが、
一次申請の採択結果が公開され、苦労が実った方も多かったのではないでしょうか。

 

ここで、気を付けておきたいのは、幸いにして採択されたとしても、『補助金のゴールは採択ではない』ということです。


あまり知られていませんが、採択後もたくさんの手続きがあります。


手続きを決められた期日までに行わないと、せっかく、頑張って採択されても、交付金を得られなかったり、一部返金を求められたりする可能性があります。

 

一般的な補助金から応募申請までで、大きく気を付ける点が3つあります。

 

一つ目は、補助金はすぐに支払われるわけでなく、まずご自身で立て替えて、請求する流れになります。ですので、まず立て替えられる資金の準備をしておきましょう。

 

二つ目は、補助金を申請する場合の書類の整備です。
見積書、請求書、支払を証明できるもの などが必要になります。
見積書は、申請書で書かれた内容と一致しているか、など細かくチェックされます。
また、現金でなく、ご自身の銀行口座やカードなど履歴が残せるものでお支払される事を
お勧めします。

 

三つ目は、計画した事業年度が終わるまで、毎年、補助事業の報告が必要になります。
補助事業を辞めてしまったり、計画が大幅に未達の場合は、補助金の返金を求められる
ケースもあります。

 

これらに気をつけるために、事前に資金計画を立て、作業項目リストを用意しておきましょう。

 

群馬県よろず支援拠点では補助金の申請からその後の対応まで、
無料で相談にのっていますので、是非ご活用ください。

 

群馬県よろず支援拠点
コーディネーター 川村 要一