中小企業におけるRPAの必要性について

皆さま、こんにちは!

群馬県よろず支援拠点の儘田です。

 今回はRPAの必要性について説明いたします。

 

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、人間がコンピュータを操作して行う作業を、ソフトウェアによる自動的な操作によって代替することであり、ホワイトカラーの業務の効率化・自動化の取組みです。


「デジタルレイバー(Digital Labor)」や「仮想知的労働者」とも呼ばれてます。

 

RPAが注目され始めた理由は、生産年齢人口の減少による慢性的な人材不足への対策として有効なためです。


我が国では、少子高齢化が急速に進展した結果、2008年をピークに総人口が減少に転じており、人口減少時代を迎えてます。
国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、2050年には日本の総人口は1億人を下回ることが予測されてます。
労働力の中核を成す15歳から64歳までの生産年齢人口は、2017年の7,596万人(総人口に占める割合は60.0%)から2040年には5,978万人(53.9%)へと減少することが予想されています。
日本経済に与えるインパクトをできる限り軽減するために、早期に生産年齢人口をカバーしなければなりません。

 

RPAの特徴は、24時間365日働き続けることができることです。また、人間のように同じ失敗・ミスを繰り返すことがありません。
効率的に業務やオペレーションの自動化ができることで、主に定型作業等デスクワークの労働力不足を補完することができ、注目が集まっています。


また、単に事務の効率化だけではなく、事務の有り方や働き方を見直す良い機会になると思います。
RPAが単純作業を担うことで、開放された時間を他のより付加価値の高い作業に割り当てることができるようになり、従業員の仕事に対する満足度が向上する可能性が高くなると思われます。

 

つまり、中小企業にとってRPAの導入のメリットは次の通りです。
①人材不足対策や働き方改革、従業員満足度向上につながる。
②業務の見直しの機会や効率化、ガバナンス強化、セキュリティ強化の機会となる。
③導入・維持コストは低額で十分にペイできる水準である。

 

是非一度よろず支援拠点に相談してください。

 

群馬県よろず支援拠点 コーディネーター 儘田 光明