ウイズコロナの時代に合った、経営者のリーダーシップとは

 

新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言がようやく解除され、

県内の多くの事業者さんも「新しい生活様式」を受け入れながら、日々、事業の立て直しを図っていることと思います。

 

この激しく移り変わる経営環境の中で、いま求められるのは経営者のリーダーシップです。

 

従業員の方は、コロナウイルスの感染リスクへの不安や、テレワークや非接触での接客等、これまでとは異なる働き方に戸惑っていることでしょう。

そのような中、従業員をまとめ、やる気を上げてこの時代を乗り切るにはどんなリーダーシップ像が求められているのでしょうか?

 

不確実性の高いビジネス環境に向く経営者のリーダーシップは、いわゆる飴と鞭を使い分け、管理をしていくタイプよりも、

ビジョンを掲げて、従業員の学習と成長を導いていくタイプの方が業績を上げられるといわれています。

 

なぜならば大きく変動する経営環境の中では、将来の予想が立てにくいため、不測の事態が起こった際、組織として柔軟に対応して会社を存続させるべく動いていかなくてはならないからです。

そのためには、普段から経営者は自社の掲げるビジョン(目標やイメージ)を従業員と共有し、一緒に知恵を出し合あえる組織を作っていく必要があるわけです。経営者一人の能力では限界があるからこそ、人を活かし、組織の力を活かした「知恵の経営」が求められているのです。

 

今回のコロナ渦をきっかけに、経営者のビジョンのもと、従業員がそれぞれ自分の能力を活かしながら主体的に働いていける組織をめざして、経営者のリーダーシップについて考えてみては如何でしょうか。

意外なところからウイズコロナ時代に合った、新しいビジネスの芽が見つかるかもしれません。

 

群馬県よろず支援拠点

コーディネーター 中山一郎